日経平均が1857円も暴落した…NISAの資産は大丈夫?

2026年3月23日、株式市場に激震が走りました。

トランプ大統領がイランに対して「48時間以内にホルムズ海峡を開放しなければ発電所を攻撃する」と最後通告。これを受けて日経平均は一時2600円以上の急落を記録し、終値でも1857円安の51,515円と2ヶ月半ぶりの安値に沈みました。

この記事では、暴落の原因と今後の見通し、そしてNISA・家計への影響と今やるべきことをわかりやすく解説します。

この記事は2026年3月23日時点の最新情報をもとに作成しています。状況は刻一刻と変化するため、最新ニュースも併せてご確認ください。

この記事でわかること
・日経平均1857円暴落の原因(トランプ×イラン危機)
・原油100ドル超え・金利上昇が家計に与える影響
・NISA資産の目減り額シミュレーション
・暴落時にやってはいけないこと・やるべきこと

関連記事:【2026年版】新NISA初心者ガイド|始め方から銘柄選びまで

日経平均1857円暴落|何が起きた?時系列で整理

まずは、2026年3月23日に起きたことを時系列で整理しましょう。

時間帯 出来事 市場の反応
22日深夜
(米国時間)
トランプ大統領がSNSで「48時間以内にホルムズ海峡を開放せよ」とイランに最後通告 米国株先物が急落
23日早朝 イランが「発電施設を攻撃されれば海峡を完全封鎖する」と報復を威嚇 WTI原油が100ドル超え
23日9:00 東京市場が大幅安で寄り付き 日経平均、寄り付きから1000円超の下落
23日前場 リスクオフの売りが加速 一時2600円以上の暴落
23日15:00
(終値)
やや下げ渋るも大幅安のまま引け 日経平均1857円安の51,515円

たった1日で約3.5%の下落。これは2024年8月の「植田ショック」以来の下げ幅です。

国内の長期金利も2.305%と2ヶ月ぶりの高水準に上昇しており、株だけでなく住宅ローンや債券にも影響が出始めています。

トランプのイラン最後通告|なぜホルムズ海峡が世界を揺らすのか

「ホルムズ海峡って何?」という方のために、なぜこれほど市場がパニックになったのか解説します。

ホルムズ海峡とは

ペルシャ湾とオマーン湾を結ぶ海峡で、幅は最も狭い部分でわずか約33km。世界の石油輸送量の約20〜25%がここを通過します。

日本が輸入する原油の約80%がこの海峡を経由しています。

つまり、ホルムズ海峡が封鎖されれば、日本のエネルギー供給が壊滅的な打撃を受けるということです。

トランプ最後通告の3つのポイント

今回の最後通告の要点

  • 期限:48時間以内にホルムズ海峡の自由航行を保証せよ
  • 制裁内容:従わなければイランの発電所を攻撃する
  • イランの反応:「発電施設が攻撃されれば海峡を完全封鎖する」と報復を明言

どちらも一歩も引かない構えで、市場が最悪のシナリオを織り込みにいった結果が「1857円安」という数字です。

過去のイラン危機(2019年のタンカー攻撃事件など)でも原油は急騰しましたが、今回は「実際の軍事衝突」が現実味を帯びている点でレベルが違います。

関連記事:原油価格が高騰するとガソリン・電気代はいくら上がる?家計への影響まとめ

原油100ドル超え・金利上昇が家計に与える影響

「株の暴落は投資してない人には関係ない」と思うかもしれません。しかし、原油高と金利上昇は全世帯に直撃します。

ガソリン・電気代の値上がり

WTI原油が100ドルを超えると、国内のガソリン価格はリッター200円に迫る可能性があります。

項目 現在の水準 原油100ドル継続時の予想
レギュラーガソリン 約175円/L 190〜200円/L
電気料金(標準家庭) 約9,500円/月 10,500〜11,000円/月
食料品(輸入依存品) 横ばい 2〜5%程度の値上げ圧力

住宅ローンへの影響

長期金利が2.305%に上昇したことで、固定型住宅ローンの金利も上昇圧力がかかっています。

変動金利を選んでいる方は今すぐ慌てる必要はありません。変動金利は短期金利に連動するため、長期金利の上昇が直接影響するわけではありません。ただし、今後の日銀の利上げ判断に影響する可能性があるため、注視は必要です。

あなたのNISA資産はいくら目減りした?シミュレーター

今回の暴落で、NISAで投資している資産がどのくらい影響を受けたかを簡単にチェックできるシミュレーターを用意しました。

あなたのNISA資産はいくら目減りした?



上記はあくまで概算です。実際の損益は投資信託やETFの構成銘柄、購入タイミングにより異なります。正確な数字は証券会社のマイページでご確認ください。

暴落時にやってはいけないこと3選

1857円の暴落を見てパニックになっている方もいるでしょう。しかし、ここで焦って動くとかえって損失を拡大させてしまうことがあります。

NG行動1:慌てて全額売却する

暴落の最中に「これ以上下がる前に」と売ってしまうのは、最悪のタイミングで損失を確定させる行為です。

過去の暴落(リーマンショック、コロナショック)でも、売らずに持ち続けた人は1〜3年で元の水準を回復しています。

NG行動2:積立をストップする

つみたてNISAで毎月積み立てている方が、「しばらく止めよう」とするのも逆効果です。

ドルコスト平均法の効果

毎月一定額を積み立てることで、安い時には多く、高い時には少なく買うことができます。暴落時こそ「安く仕込めるチャンス」であり、ここで止めるのは長期投資のメリットを自ら放棄することになります。

NG行動3:SNSの煽りで信用取引に手を出す

暴落時にはSNS上で「空売りで儲けた」「レバレッジで倍返し」といった投稿が目立ちます。

しかし、信用取引やレバレッジ商品は上級者向けです。初心者が手を出すと、回復局面で逆に大損するリスクがあります。

暴落時の鉄則:長期投資家は「何もしない」が最善の一手です。短期的な値動きに一喜一憂せず、自分の投資方針を貫くことが最も大切です。

今後の見通し|48時間後に何が起こる?3つのシナリオ

48時間の期限は日本時間3月25日未明に迫っています。今後のシナリオを3パターンに整理しました。

シナリオ 内容 日経平均への影響
楽観シナリオ 水面下の外交交渉で妥協が成立。イランが部分的に譲歩し、攻撃は回避される 1000〜1500円の反発
基本シナリオ 期限延長や条件付き交渉が続き、「やるやる詐欺」的に緊張が長期化 不安定な横ばい〜小幅安
最悪シナリオ 米軍がイラン発電所を攻撃 → イランがホルムズ海峡封鎖 → 原油150ドル超え さらに3000〜5000円の下落も

多くの市場関係者は「基本シナリオ」が最も可能性が高いと見ています。トランプ大統領の過去のパターンを見ても、最後通告→交渉延長→ディール成立という流れが多いためです。

ただし、今回はイラン側も強硬姿勢を崩していないため、楽観は禁物です。

中東情勢の最新情報はロイター通信(中東セクション)で随時更新されています。

関連記事:過去の株価暴落と回復までの期間|リーマン・コロナ・植田ショック比較

よくある質問(FAQ)

Q. NISAの含み損は確定申告で損益通算できますか?

A. いいえ、NISAの損失は損益通算できません。これがNISAの数少ないデメリットです。ただし、売却しなければ「含み損」のままであり、損失は確定しません。長期で回復を待つのが基本戦略です。

Q. 今から買い増しするのはアリ?

A. 余裕資金があり、5年以上の長期目線で投資できるなら、暴落はチャンスになり得ます。ただし、48時間の期限前に追加投資するのはギャンブルに近いため、状況が落ち着いてからの分散買いが無難です。

Q. ホルムズ海峡が本当に封鎖されたらどうなる?

A. 日本の原油輸入の約80%が影響を受けます。ガソリンはリッター250円超、電気代は1.5倍に達する可能性も。ただし、日本は約200日分の石油備蓄があるため、即座にエネルギーが枯渇することはありません。

Q. 暴落が怖くてNISAを始められません。今は待つべき?

A. 「暴落が怖い」と感じるのは自然なことです。しかし、つみたて投資なら暴落は味方になります。一括投資が怖ければ、少額(月1万円など)から始めて「暴落耐性」を身につけるのがおすすめです。完璧なタイミングを待っていると、いつまでも始められません。

まとめ|パニック売りせず冷静に情報を見極めよう

最後に、今回の暴落で押さえておくべきポイントをまとめます。

今回のポイントまとめ

  • 日経平均は1857円安の51,515円、一時2600円以上の下落も記録
  • 原因はトランプのイラン48時間最後通告と、ホルムズ海峡封鎖リスク
  • WTI原油は100ドル超え、国内長期金利は2.305%に上昇
  • ガソリン・電気代・食料品の値上がりで全世帯に影響
  • NISA保有者は慌てて売らないことが最も重要
  • 48時間後(3月25日未明)の展開を注視し、冷静な判断

1857円の暴落は確かに衝撃的な数字です。しかし、過去の暴落から市場は必ず回復してきました

今やるべきことは、パニックに流されることではなく、正確な情報を集め、自分の投資方針を再確認することです。

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