2026年3月の大相撲春場所、千秋楽でまさかの展開が起きました。

優勝争いをしていた豊昇龍・琴勝峰・霧島の3人が全員敗北。結果として、関脇・霧島が「負けても優勝」するという44年ぶりの珍事が発生したのです。

「負けたのに優勝ってどういうこと?」「大関に戻れるの?」――そんな疑問を持った方も多いはずです。

この記事では、霧島の優勝劇の全貌と44年ぶりの珍事の詳細、そして大関復帰の条件と今後の展望をわかりやすく解説します。

※参考:NHK大相撲ニュース

【速報】霧島が12勝3敗で3度目の優勝!春場所の結果まとめ

2026年大相撲春場所(3月場所)で、関脇・霧島が12勝3敗の成績で3度目の幕内優勝を果たしました。

前回の優勝は2023年九州場所。実に14場所ぶりの優勝です。大関から陥落し、一時は平幕まで番付を落としながらも這い上がってきた復活劇に、館内は大きな拍手に包まれました。

項目 内容 備考
場所 2026年春場所(3月場所) 大阪府立体育会館
成績 12勝3敗 関脇として出場
優勝回数 3度目 14場所ぶり
前回優勝 2023年九州場所 当時は大関
3場所通算 34勝 大関昇進基準をクリア

霧島は入門前から「横綱になります」と誓っていたことで知られています。大関陥落を経験しても腐らず、平幕から再び頂点を目指す姿勢がファンの心を掴みました。

44年ぶりの珍事!「負けても優勝」とは何が起きたのか

今回の優勝が大きな話題を呼んでいるのは、霧島が千秋楽で敗れたにもかかわらず優勝したという異例の展開だったからです。

千秋楽を迎えた時点で、優勝の可能性があったのは以下の3力士でした。

  • 霧島(関脇):11勝3敗
  • 豊昇龍(大関):11勝3敗
  • 琴勝峰:11勝3敗

通常なら、この3人のうち千秋楽で勝った力士が優勝、もしくは優勝決定戦に進むのが定番の展開です。ところが――

千秋楽で起きたまさかの展開

  • 豊昇龍 → 敗北(11勝4敗に後退)
  • 琴勝峰 → 敗北(11勝4敗に後退)
  • 霧島 → 敗北(12勝3敗で最終成績)

※霧島は14日目までに12勝に到達していたため、3敗のまま最高成績をキープ

3人全員が千秋楽で負けたため、すでに12勝を挙げていた霧島が最多勝利で単独優勝。「千秋楽に負けたのに優勝」という珍しい結果になったのです。

このような展開は1982年(昭和57年)以来、実に44年ぶり。当時も優勝争いの力士が最終日にそろって敗れるという同様の展開でした。

注意:「負けても優勝」は決してラッキーだったわけではありません。霧島は14日間で12勝を積み上げた実力があってこその結果です。44年ぶりの珍事が生まれた背景には、それだけ場所を通じて安定した強さを見せていたという事実があります。
筆者
筆者

「負けて優勝」と聞くとピンとこないかもしれませんが、要は「貯金が多かったから逃げ切った」ということ。トータルの実力が一番だった証拠です!

大関復帰は確実?昇進の条件と史上3人目の快挙

今回の優勝で最も注目されているのが、霧島の大関復帰です。結論から言えば、復帰はほぼ確実です。

大関昇進の基準とは

大相撲における大関昇進の目安は、「直近3場所で合計33勝以上」が一般的な基準とされています。

霧島の直近3場所の成績を見てみましょう。

場所 番付 成績
2025年11月場所 前頭上位 11勝4敗
2026年1月場所 小結 11勝4敗
2026年3月場所 関脇 12勝3敗(優勝)
3場所合計 34勝

3場所通算34勝で、昇進基準の33勝を超えています。さらに優勝という最大の実績も加わり、25日の番付編成会議と理事会で正式決定される見通しです。

史上3人目の快挙 ―― 平幕からの大関再昇進

霧島の大関復帰が実現すれば、平幕以下から大関に再昇進した史上3人目の力士となります。

平幕から大関に再昇進した力士

  1. 魁傑(1977年):大関陥落後に平幕から復帰した初めてのケース
  2. 照ノ富士(2021年):序二段まで落ちてから大関を経て横綱に。最も劇的な復活劇
  3. 霧島(2026年):大関陥落後、平幕から関脇に上がり優勝で復帰確実

照ノ富士が膝の大怪我から復活して横綱まで上り詰めた前例があるだけに、霧島にも横綱への期待がかかります。

ポイント:霧島は入門前に「横綱になります」と誓っていたことで有名です。大関復帰はあくまで通過点。真の目標は横綱昇進です。来場所以降の成績にも大注目です。

霧島の経歴を振り返る ―― 大関陥落から復活までの道のり

霧島の復活劇をより深く理解するために、ここまでの道のりを振り返りましょう。

霧島(本名:ダグワドルジ・ビャンバドルジ)はモンゴル出身。入門時から恵まれた体格と才能で注目を集め、着実に番付を上げていきました。

時期 出来事 ポイント
2023年7月場所 大関昇進 安定した成績で昇進を果たす
2023年9月場所 1回目の優勝 大関として初優勝
2023年11月場所 2回目の優勝 連続優勝で横綱候補に
2024年〜 成績低迷 怪我もあり大関陥落
2025年後半 復調の兆し 平幕で二桁勝利を重ねる
2026年3月場所 3回目の優勝 関脇で12勝3敗、大関復帰確実

大関から平幕まで落ちて、再び大関に戻る。言葉にすると簡単ですが、番付社会の大相撲でこれを成し遂げるのは並大抵のことではありません。

大関在位中に連続優勝しながらも横綱昇進を逃し、そこから怪我で番付を落とす苦境。それでも諦めずに稽古を続けた霧島の精神力は、多くの力士の手本となるでしょう。

霧島の復活劇は、照ノ富士が序二段から横綱まで上り詰めた物語にも通じるものがあります。大相撲の歴史に残る名場面がまた一つ生まれました。

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Q1. 霧島が今回達成した珍記録は?

今後の展望 ―― 霧島は横綱になれるのか?

大関復帰が確実となった霧島ですが、ファンの関心はすでに「横綱昇進はあるのか」に移っています。

横綱昇進の条件

横綱昇進の条件は明確な基準があるわけではありませんが、一般的には「大関で2場所連続優勝またはそれに準ずる成績」が求められます。

霧島が来場所(2026年5月場所)で大関として出場し、再び優勝すれば横綱昇進の議論が本格化するでしょう。

霧島の横綱昇進シナリオ

  • 最短ルート:来場所(5月場所)で優勝 → 横綱昇進の可能性大
  • 現実的ルート:来場所13勝以上+優勝 → 翌場所も好成績で昇進
  • 厳しい現実:過去に大関復帰後すぐ横綱になった例は照ノ富士のみ

ただし、霧島は現在30歳。力士としてはベテランの域に入りつつあり、怪我のリスクとの戦いもあります。来場所以降、万全の体調で土俵に上がれるかが最大のポイントです。

大相撲は毎場所ドラマが生まれるスポーツです。霧島の今後の土俵に、ぜひ注目していきましょう。

相撲の最新情報は日本相撲協会公式サイトでもチェックできます。

よくある質問(FAQ)

Q. 霧島はなぜ負けたのに優勝できたのですか?

千秋楽の時点で優勝の可能性があった3力士(霧島・豊昇龍・琴勝峰)が全員敗れたためです。霧島は14日目までに12勝を挙げており、他の2力士より1勝多い状態で千秋楽を迎えていました。3人とも負けたことで、最終成績12勝3敗の霧島が単独トップのまま優勝が確定しました。

Q. 大関復帰はいつ正式に決まりますか?

2026年3月25日に開催される番付編成会議と理事会で正式に決定される見通しです。直近3場所で34勝を挙げ、さらに優勝しているため、昇進は確実視されています。

Q. 霧島の優勝は何回目ですか?

3度目の幕内優勝です。1回目は2023年9月場所(大関)、2回目は2023年11月場所(大関)、そして今回の2026年3月場所(関脇)です。14場所ぶりの優勝でもあります。

Q. 「負けて優勝」は過去にもあったのですか?

はい。今回の霧島のケースと同様の展開は1982年(昭和57年)以来、44年ぶりです。千秋楽に優勝争いの力士が揃って敗れるという展開自体が極めてまれで、大相撲の長い歴史でも数えるほどしかありません。

Q. 平幕から大関に再昇進した力士は他にいますか?

霧島で史上3人目です。1人目は1977年の魁傑、2人目は2021年の照ノ富士です。照ノ富士は大関から序二段まで落ちた後、再び大関を経て横綱にまで昇進しています。

まとめ:霧島の復活は大相撲の醍醐味そのもの

2026年春場所は、44年ぶりの「負けても優勝」という珍事で幕を閉じました。

改めてポイントを振り返りましょう。

この記事のポイント

  • 霧島が関脇で12勝3敗、3度目の幕内優勝(14場所ぶり)
  • 千秋楽に優勝候補3人が全員敗北する44年ぶりの珍事
  • 3場所通算34勝で大関昇進基準をクリア、大関復帰は確実
  • 平幕から大関再昇進は史上3人目の快挙(魁傑・照ノ富士に続く)
  • 入門時に「横綱になります」と誓った男の挑戦はまだ続く

大関陥落から平幕を経て、再び大関の座を掴む。この復活劇は、「諦めなければ道は開ける」ということを体現しています。

来場所以降、大関・霧島が横綱を目指す戦いに、引き続き注目していきましょう。

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