NISAで積立中に暴落!売ってはいけない3つの理由
NISAで積立中に暴落!売ってはいけない3つの理由
「日経平均が2,800円暴落…NISAの積立、もう売ったほうがいいの?」
中東危機をきっかけに世界の株式市場が大荒れです。NISA口座で含み損を抱えて不安になっている方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、暴落時にパニック売りするのは最もやってはいけない行動です。この記事では「なぜ売ってはいけないのか」を3つの理由で解説します。
⚠️ 免責事項
本記事は一般的な情報提供を目的としており、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断は必ずご自身の責任で行い、必要に応じて金融アドバイザーにご相談ください。投資は元本保証ではなく、損失が生じる可能性があります。
💬 読者の声
「NISAで毎月3万円積み立ててるけど、含み損がマイナス20万円…怖くて口座見れない」
理由1:ドルコスト平均法の恩恵を受けられなくなる
NISA積立の最大の武器はドルコスト平均法です。毎月一定額を積み立てることで、株価が高い時は少なく、安い時は多く買える仕組みです。
暴落時に売ってしまうと、「安い時にたくさん買えるチャンス」を自ら放棄することになります。
| 状況 | 基準価額 | 3万円で買える口数 |
|---|---|---|
| 通常時 | 15,000円 | 2口 |
| 暴落時(-30%) | 10,500円 | 約2.86口 |
| 回復時 | 15,000円 | 2口 |
暴落時に買い続けた人は、回復時に安く大量に買った分の利益が乗ります。売ってしまった人にはこの恩恵がありません。
ポイント
・ドルコスト平均法は「下がった時に多く買える」のがメリット
・暴落時の積立は将来の大きなリターンの種
・売ってしまうとこのメリットを放棄することに
理由2:過去の暴落はすべて回復している
歴史を振り返ると、世界の株式市場は何度も暴落を経験し、そのたびに回復してきました。
| 暴落イベント | 下落率 | 回復までの期間 |
|---|---|---|
| リーマンショック(2008年) | 約-56% | 約5年3ヶ月 |
| コロナショック(2020年) | 約-34% | 約5ヶ月 |
| ITバブル崩壊(2000年) | 約-49% | 約7年 |
| チャイナショック(2015年) | 約-12% | 約6ヶ月 |
S&P500は過去50年間で「持ち続けた人」が必ずプラスリターンになっています(15年以上の投資期間の場合)。
もちろん、過去の実績が将来を保証するものではありません。しかし、世界経済が成長を続ける限り、株式市場は長期的に上昇する傾向があるというのが歴史の教訓です。
注意点
・過去の実績は将来の成果を保証しない
・回復までに数年かかるケースもある
・個別株と分散投資では回復力が大きく異なる
理由3:NISAの非課税メリットを失う
NISA最大のメリットは運用益が非課税であることです。通常の課税口座では利益に約20%の税金がかかりますが、NISAなら0円です。
暴落時に売却すると、以下の損失が発生します。
損失1: 含み損が確定してしまう(回復を待てば含み損は解消される可能性がある)
損失2: 売却した分の非課税投資枠は翌年まで復活しない
損失3: 将来の値上がり益にかかるはずだった「非課税」のメリットを放棄
💬 読者の声
「含み損が出ている今売っても税金はかからないけど、将来の非課税メリットは失われるってことか…」
例えば、年間120万円の積立枠を使い切った後に売却した場合、その120万円分の枠が復活するのは翌年です。その間、非課税で運用できる時間を失うことになります。
暴落時にやるべき3つのアクション
売ってはいけないことは分かった。では、暴落時に何をすべきでしょうか。
アクション1: 積立設定はそのまま継続
最も重要なのは「何もしない」ことです。積立設定をいじらず、淡々と継続しましょう。暴落時こそドルコスト平均法が威力を発揮します。
アクション2: 余裕資金があれば追加投資を検討
余裕資金がある場合、暴落は「バーゲンセール」とも言えます。ただし、一括投資ではなく数回に分けて投資するのがリスク管理のポイントです。
アクション3: 生活防衛資金を確認する
投資とは別に、生活費の6ヶ月〜1年分の現金が確保されているか確認しましょう。生活防衛資金が十分にあれば、暴落時も精神的に落ち着いていられます。
ポイント
・積立設定は絶対に止めない
・余裕資金での追加投資は分散して行う
・生活防衛資金(6ヶ月〜1年分)の確保が最優先
NISA積立シミュレーター|売った場合vs続けた場合
暴落時に売却した場合と、積立を続けた場合の差額をシミュレーションしてみましょう。
📊 NISA積立シミュレーター
よくある質問(FAQ)
Q. 暴落がさらに続いたらどうする?
A. 長期投資の視点では、暴落が続いても積立を継続することが基本戦略です。ただし、生活資金に影響が出る場合は、積立額を減らすことを検討してください。投資は余裕資金で行うことが大前提です。
Q. NISAの損益通算はできる?
A. いいえ、NISA口座の損失は他の口座と損益通算できません。これもNISAで暴落時に売却すべきでない理由の1つです。損失が確定しても税制上のメリットは一切ありません。
Q. どんな投資信託に積立すればいい?
A. 本記事では特定の商品を推奨しませんが、一般的には全世界株式やS&P500に連動するインデックスファンドが人気です。手数料(信託報酬)が低い商品を選ぶことがポイントです。
Q. NISAの積立をやめて預金に切り替えるのはあり?
A. 精神的に耐えられない場合は無理に続ける必要はありませんが、積立を停止するのと売却するのは別の話です。売却せずに積立だけ停止し、心に余裕ができたら再開するという選択肢もあります。
まとめ|暴落は「続ける人」にチャンスをくれる
NISAで積立中に暴落が来ても、パニック売りしないでください。
まとめ
・理由1: ドルコスト平均法の「安く買える」メリットを放棄してしまう
・理由2: 過去のすべての暴落は回復している(15年以上の長期で見た場合)
・理由3: NISAの非課税メリットと投資枠を失う
・やるべきことは「何もしない」+生活防衛資金の確認
暴落は長期投資家にとって「安く仕込める最高のチャンス」です。感情に流されず、淡々と積み立てを続けましょう。不安な方はファイナンシャルプランナーに相談することをおすすめします。
参考: 日本証券業協会
